襲撃犯はイスラム過激主義者と認めつつ……プーチン氏はウクライナ関与をなおも示唆
ロシアの首都モスクワ郊外のコンサートホールが襲撃された22日夜の事件で、当局は24日、4人をテロ行為の罪で起訴した。
事件直後から武装勢力「イスラム国(IS)」が犯行を認めていたものの、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はウクライナの関与を示唆していた。ウクライナ政府はいっさいの関係を否定している。
25日になり、プーチン氏は犯行はイスラム過激主義者によるものと認めたが、それでもなお「キエフの政権」(キエフは、キーウのロシア語読み)の関与を疑う発言を重ねた。ロシア国内のメディアも、ウクライナ政府が関係したはずだと、証拠を示さずに主張している。
こうした状況でロシア政府が、ウクライナへの戦争を激化させるとともに、国内の抑圧を強める恐れはあるのか。
BBCロシア編集長のスティーヴ・ローゼンバーグ記者がモスクワから報告する。
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