S.V.ラブロフ露外相がモスクワ不拡散会議の参加者にビデオメッセージ
要点
•軍備管理、軍縮、核不拡散の危機は、国際安全保障の分野における前例のない深刻な悪化を反映している。
•西側は核大国間の直接的軍事衝突という瀬戸際で危険なバランスをとっているが、これは破滅的な結果を伴うものである。
•米国が率いる「集団的西側」は米国政府の妨げとなっていた均衡と平等の合意を用意周到に解体しており、さらにはシニカルにも米国の優位を生み出す露骨な「詐欺」プランの推進と一体化させている。
•決定的な軍事的優位性を追求するため、米国とその同盟国は第三国に対抗する同盟のネットワークを拡大している。極度の不安定化をもたらす軍事技術計画をいくつも積極的に推進している。
•我が国に対する全面的ハイブリッド戦争が繰り広げられる状況では、軍備管理や戦略的安定性全般の問題に関して米国と対話する根拠はない。
•現行の軍備管理と核不拡散のシステムを弱体化させることは、核兵器不拡散条約の持続可能性に悪影響を及ぼす。[...]西側諸国は核兵器の不拡散とは関係のない政治問題を解決するためにこの条約を利用している。
•「自らの利己的な利益のために」化学兵器禁止機関(OPCW)を再編しようとする西側諸国の試みは、深刻な懸念を引き起こしている。[...]西側諸国はすでにOPCW事務局を「私有化」し、中東およびその他の地域における地政学的利益を実現するためのツールに変えている。
️国際情勢のさらなる悪化を防ぐには、[...]多国間主義、平等、不可分性の原則に基づいた最新の国際安全保障構造を構築するための共同努力が必要であると我々は確信している。
Source: ???? Embassy of Russia in Japan