【武器として“性暴力”使用】ウクライナで「ロシア兵による性暴力212件」被害者は4~87歳 国連・安保理で公開討論
紛争地で武器として性暴力が使用されています。国連の安全保障理事会で14日、「紛争下の性暴力」に関する公開討論が開かれ、ウクライナの代表は、「ロシア兵による性暴力が212件に上っている」と明らかにしました。
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ウクライナ代表「ロシアはウクライナに対する戦争の武器として性暴力を執拗に使用している」
安保理の会合で、ウクライナの代表は、検察官らの捜査で記録されたロシア兵による性暴力の被害は212件に上っていて、被害者は4歳から87歳の幅広い年齢層に及んでいることを明らかにしました。その上で、「真実も証拠もそこにあり、罰は必ず下される」と訴えました。
アメリカの国連大使も、ロシア兵による性暴力の十分な証拠があると指摘するなど、会合では欧米諸国からロシアへの非難が相次ぎました。
一方、ロシアの国連大使は、「性暴力の苦しみや告発が政治的な駆け引きに利用されることは断じて容認できない」などと主張しました。
(2023年7月15日放送)
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