ロシア・プーチン大統領が主張 関係正常化について「日本と対話する用意ある」(2023年10月6日)

 ロシアのプーチン大統領は南部ソチで開かれた国際会議で、日本との関係正常化について「対話する用意はあるが、日本側がイニシアチブを取る必要がある」などと主張しました。  ロシア プーチン大統領:「ウクライナでの“戦争”を始めたのは我々ではない。逆に我々は(戦争を)終わらせようとしている」  プーチン大統領は5日、国内外のロシア専門家を集めて毎年開かれるバルダイ会議で演説し、ウクライナ侵攻を巡り「ロシアは2014年からウクライナ東部のドンバスで続く紛争を終わらせるために特別軍事作戦を開始した」と改めて持論を展開しました。  「さらなる領土に興味はない」とも述べ、領土拡大のための戦争ではないと主張しました。  プーチン氏は、「射程が数千キロに及ぶ原子力推進式巡航ミサイル『ブレベスニク』の発射実験に初めて成功した」と述べ、「ロシアがもし核攻撃を受ければ敵に生き残る可能性はない」と威嚇しました。  さらに、「だれもロシアの言うことに耳を貸そうとせず、西側諸国の傲慢(ごうまん)さは完全に常軌を逸していた」などと冷戦終結以降の西側諸国のロシアへの対応を批判しました。  ウクライナへの侵攻が長期化するなか、プーチン政権は、戦争が西側に起因するものだとするイメージを国民にアピールしています。  また、日本との関係を巡ってプーチン氏は、「我々が日本に制裁を科したわけではなく、窓を閉ざしたのは日本だ」と主張しました。  そのうえで、「制裁解除についてロシアは日本と対話する用意があるが、そのためには日本側がイニシアチブを取る必要がある」などと述べました。 [テレ朝news]
Back to Top