ロシア軍がウクライナで戦術変更 損失覚悟で航空戦力を多用(2024年3月6日)

 ロシア軍はウクライナの戦線でこれまで控えていた航空戦力を活用した戦術を多用し始めているとアメリカ・メディアが報じました。  アメリカのニューヨーク・タイムズは5日、ウクライナ東部で進撃を続ける最近のロシア軍の戦術について「航空作戦を強化する方向に変化しており、前線での『より積極的』な航空支援が部隊の前進に役立っている」と報じました。  ロシア軍は地上部隊の進むルートを確保するため、爆撃機を前線近くまで接近させてウクライナの陣地に強力な誘導爆弾などを投下する戦術を増やしています。  この航空機を使った戦術はウクライナ東部の激戦地アウディイフカの戦闘でも多用され、大きな効果があったということです。  しかし、この戦術では航空機が前線に接近するため撃墜されるリスクが増大しますが、アメリカの研究機関・戦争研究所は「ロシア軍は航空機損失の増加を容認しているようだ」と述べています。  ウクライナ国防省は先月17日以降、ロシア軍の戦闘爆撃機や早期警戒管制機など合わせて15機を撃墜したと発表しています。 [テレ朝news]
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