尺八の歌口を改造する方法 / How to Modify Utakuchi of Shakuhachi
尺八の歌口はエアリードを発生させるためのエンジン。ここの設計で尺八の音色の方向性や性能が決まる重要構造です。
今回は”一般的”な尺八の歌口のみを泉州工房が40年近く研究を重ねた絶妙な形状”Senshu Design”に改造する事で大幅な性能アップを試みます。
この改造のベースとなる尺八の条件としては、内径設計に最低限の素質がある事が必要ですが、大半の尺八は驚くほど進化させる事が可能です。
※この改造のみでは全体ピッチが上昇しますので、それを補正するためには全長を伸ばしたり、指穴を移動したり、内径の調整も雪崩式に必要となり、楽器を根本的に作り直す事になります。この歌口改造は細かいことはさておき、手っ取り早く”泉州的”な鳴りに近づける方法であります。
お問い合わせ、ご依頼は泉州尺八工房までお気軽にどうぞ。
0:00 before & 泉州
0:48 泉州製品と比較
1:00 目標角度を確認
1:21 荒削り
4:39 歌口補強部入れ替え
9:06 歌口入り口部の整形
11:39 研磨
15:15 内部漆塗り
16:42 拭き漆
18:09 完成
18:28 試奏