台湾から丸木舟で与那国島へ=実験航海、25日以降挑戦-国立科学博物館など
日本人の遠い祖先が3万年以上前に大陸から渡って来た航海の再現を目指し、国立科学博物館などのプロジェクトチームは25日以降、台湾東部から手作りの丸木舟で沖縄・与那国島に渡る実験航海に挑戦する。シーカヤックなどに熟練した5人が乗り、かいをこいで約2日間で到着する計画だが、流れの速い黒潮を越えるため、疲れや眠気、暑さとの戦いになる見通しだ。
出発は好天で波風が穏やかな日を選び、期限は7月10日ごろ。水と食料を積み、安全管理担当者らの船が伴走するが、こぎ手は地図やコンパス、時計を持たず、地形や星などから位置と方向を