アルメニア首相 ロシア主導の軍事同盟への関与を“凍結” 「ロシア離れ」鮮明に(2024年2月23日)
アルメニアの首相は、旧ソビエト圏6カ国で構成され、ロシアが主導している軍事同盟への関与を「凍結している」と述べました。ロシアとの関係悪化がさらに顕在化しました。
アルメニアのパシニャン首相は22日、フランスメディアのインタビューで「現在、アルメニアはCSTO=集団安全保障条約機構への関与を凍結している」と述べ、安全保障分野でのロシア依存の見直しを示唆しました。
軍事同盟が義務を果たしていないことが理由だとしています。
アルメニアは去年9月、隣国アゼルバイジャンとの係争地・ナゴルノカラバフでの武力衝突でCSTOに支援を要請しましたが、受け入れられませんでした。
その結果、CSTOの非加盟国であるアゼルバイジャンがこの地域を掌握しました。
これ以降、アルメニアはCSTOの閣僚級会合や首脳会議を欠席していて、ロシアへの不満を示していました。
パシニャン首相は19日、ドイツのショルツ首相との会談でも「ウクライナ問題でアルメニアはロシアの仲間ではない」と述べていて、「ロシア離れ」の姿勢を鮮明にしていました。
[テレ朝news]