綾瀬はるか、華やかな着物を可憐に着こなし激しい“撃ち合い” 映画『リボルバー・リリー』本編切り抜き特別映像
俳優の綾瀬はるかが異端で最強のダークヒロインを演じる映画『リボルバー・リリー』(公開中)より、主人公小曾根百合の衣裳デザインと、その衣裳を身にまとった百合(綾瀬)の本編切り抜き映像が解禁となった。
長浦京の同名小説(講談社文庫)を、行定勲監督が映画化本作は、1924年の帝都・東京が舞台。衣裳デザインは、黒澤明監督の長女で、映画衣裳デザイナーの黒澤和子率いるチームがデザインおよび監修として参加し、百合を一般人とは異なる雰囲気をまとった、クールで格好良いが、どこか寂しさを抱えたキャラクターに作り上げることに尽力した。
また、黒澤がデザイン監修した衣裳を身にまとった百合(綾瀬)の姿を集めた、本編切り抜き映像も解禁。映像にはわずか28秒の間に6着も登場。どれも煌びやかな姿で一瞬見ただけでも目を引くような華やかさ、また主人公・百合の魅力を際立たせている。衣裳デザインと本編映像が交互に映し出されており、比較も楽しめる映像となっている。
■衣裳デザインチームのコメント
百合の格好良くクールで、しかしどこか寂しさを抱えた雰囲気をどう表現するか、何度も話し合い、現代のNo. 1ホステスのような、一般の人とは 異なる空気感をまとわせました。大正時代という土台にとらわれ過ぎず、当時、欧米で流行していたフラッパーガール(※)の魅力に 大人の色気を合わせ、イメージカラーに、黒、白、シルバー、シャンパンゴールド、濃いブルーを選び、監督の要望で赤を加えました。
着物をブルーに染めて、手描きで百合柄を描いたり、ドレスに百合の刺繍をしたり、要所で百合模様を使っています。 生地選びは動きやすさを考えつつ、エレガントなシルエットやスパンコール生地を使う工夫を施し、帽子やネックレスなどの小物は当時の時代感と百合っぽさを意識しました。アクションが多いため、1パターンに対して何着も作らなければならず苦労しました。アクションでの動きを確認しながら、プロテクターの有無、拳銃を隠し持つ場所などを話し合い、細かな修正を繰り返してきました。
(※) フラッパーガールのフラッパー(Flapper)とは、1920年代に欧米の若い女性の間で流行したファッションや生活スタイル。ショートドレス、ボブヘアー、赤いリップなどが特徴で、彼女たちのファッションをフラッパールックと呼んだ。
日本のモダンガール「モガ」にも大きな影響を与えた。