TurnT - Stepping out of the slate #1 スマホのターンテーブル
ヤマハデザイン研究所による、スマートフォンアプリと共生する新しい音楽デバイスの提案(先行開発プロトタイプ)。
■ヤマハ株式会社 Yamaha DesignWeb(公式)
スマートフォン用のターンテーブル。本体上に置いたスマートフォンの画面をレコードの盤面に見立て、針を落とすと演奏が始まります。アルバムを入れ替えたり針を落とす位置を変えたりすることで楽曲を変更。 「針を落とす」という真剣で楽しい手順が、鑑賞者の音楽を尊重する気持ちに応え、音楽と過ごす大切な時間を盛り上げてくれるでしょう。
プロトタイプは動作するものとして作り上げられ、そのまま実際の使用感を検証できるものとなっています。
近年、IT技術の進化によって実現された新しい音楽体験や音楽アクセサリーが、さまざまなスマートフォンアプリという形で提供されるようになりました。これらのサービスはその利便性から広く受け入れられ、従来の機器に取って代わりつつありますが、タッチパネル操作では満たされない、より実質的で身体的なインタラクションへの憧れがまだあるのではないでしょうか。
ヤマハのデザイナーは楽器やオーディオ機器のデザインを通じて、実質的・身体的なインタラクションが、喜びや美しさや発見や自信といった体験的な価値を生み出すことを熟知し、現代でも最適なインタラクションを求める潜在的な欲求があると感じています。
そこで、GUIにシフトし物理的リアリティを失った機能から最適な部分だけを実世界に再現することで、IT技術の進化による利便性と共存しながら真の体験価値を深める新しい機能美の実現可能性を検討しました。
■報道関係の方の取材や広報資料請求についてはこちらをご覧ください